十善,十善法語とは..


維摩経から

道場とは仏の無上正覚を得たまうところじゃ。
これは天竺まがた国にあり。
この道場は人間の福分のあらわれたるところじゃ。
これも誠の道場ではない。
実は色天界をいうじゃ。
心の直なるところが道場じゃ。
十善はこれ直心のことじゃ。
維摩居士の眼には。
足をつつみ,裳をさき。水をわたり山を越えて
遠く他国をたづね求むべきならず。
この十善,人たる道によりて直に
道場に座すべし,と。
尊者 筆 十善是菩薩道場


 安永2年7月に桃園帝の皇后 恭礼門院が尊者から十善戒を受け
           8月に桃園帝の御生母開明門院が十善戒を受け
そののち宮中の女官が多く 十善戒を受けるようになりました。
そして安永2年11月から安永3年4月までその詳細と功徳を説かれました。
その法話を弟子たちが筆記したものが十善法語,十二巻となりました。

十善法語には宗旨の臭気つゆばかりもなく
直に仏法をまるはだかにしてみる心地するなり。
区区たる雑誌を読まんよりはかかるものを
幾たびも熟読したきものなり-雑誌 太陽 第4号

十善,十善法語は時代,場所を越えて人間としてあるべきようを説かれている名著です。
より多くの方々に手にしていただきたいと思いまして復刊をしたいと考えています。